虫歯について

虫歯の病原菌には色々なものがありますが、その中でもミュータンスレンサ球菌群というものがあります。食べ物を口に入れると、病原菌が特に砂糖などの糖質を原材料として酸をつくります。その酸によって歯の表面が次第に溶かされ、虫歯になります。ある程度進行した虫歯は自然に治ることはありません。定期的なメンテナンスを心がける事をお勧めします。

歯周病について

歯周病とは、細菌の感染によって引き起こされる炎症で、歯の周りの歯茎(歯肉)や、歯を支える骨などが溶けてしまう病気です。歯周病にかかっている方は、年齢とともに増加傾向にあり、すでに30〜40歳代の時点で80％以上が歯周病にかかっていると考えられています。歯周病によって失った歯を支える骨を回復させるのは難しく、進行させないことがなにより大切です。予防や改善の為にブラッシング指導、歯垢除去、歯石除去を行い健康な口腔内を整えます。

抜歯について

当院では、なるべく歯を残す治療をする事を心がけていますが、病気の進行によっては体に悪影響を及ぼす場合があります。親知らずや末期の虫歯の治療の場合で抜歯を行う場合があります。手術自体は内容にもよりますが、1時間程度で終わります。抜歯後は定期検診が必要となります。

入れ歯について

歯がなくなった所に入れる「部分入れ歯」と全部の歯がなくなった所に入れる「総入れ歯」というものがあります。

【メリット】
取り外しをして清掃できる
失った歯の本数、位置に関係なく入れ歯を作ることができる

【デメリット】
大きなプラスチックの床があるため違和感がある
食後の口腔清掃のため取り外す必要がある
自分の歯と比べると噛む力は弱い

被せ物について

保険診療では前歯は審美性を考慮し、見える部分を白色のレジンで覆った被せ物を使います。また臼歯は噛み合わせの力がかかりやすい為、銀色の金属による被せ物での治療になります。
※白い被せ物を選択できる場合がありますが、症例が限定されます。
※より自然な歯をご希望される場合は、自由診療にて対応もできます。お気軽にご相談ください。