• コラム
  • 2023年04月15日(土)

口腔外科について

口腔外科治療は、口の中だけでなく、口周りの病気や外傷を治療するための歯科の一分野です。歯周病、歯茎の腫れや痛み、口内炎、口唇・口蓋裂、顎関節症、口腔内腫瘍の手術など、様々な疾患を治療することができます。

口腔外科治療には、以下のようなものがあります。

1.歯周病治療

歯周病は、歯と歯茎の境目にある歯肉溝に菌が繁殖し、歯周組織を破壊する病気です。歯周病治療では、歯石除去や歯肉の切開、歯肉移植などを行い、病気の進行を止めます。

2.口腔内腫瘍の手術

口腔内腫瘍は、口の中のどこにでも発生することができ、その大きさや種類によって、切除治療が必要となる場合があります。口腔外科医は、病変の性質に応じた手術方法を選択し、適切な治療を行います。

3.顎関節症治療

顎関節症は、顎関節の機能障害によって、口を開け閉めすることが困難になる病気です。口腔外科医は、口腔内の状態やレントゲンなどを駆使して、症状の原因を特定し、適切な治療を行います。

口腔外科治療は、痛みや腫れなどの症状を改善するだけでなく、口内や口周りの健康維持にも重要な役割を果たします。しかし、手術を伴うことが多く、治療期間が長くなる場合があるため、患者様にとってはストレスがかかることがあります。

口腔外科治療を受ける際には、医師との十分な相談や検査を行うことが大切です。また、治療後には、適切なケアを行うことで、治療の効果をより長く維持することができます。

当院ではより専門性の高い治療及び、診療ができるように2次、3次医療機関と連携して対応しております。患者様の症状や状態に合わせて、最適な医療機関への紹介も行なっています。